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暖かく快適な家を!八ヶ岳の気候に適した家づくり




暖かく快適な家を!八ヶ岳の気候に適した家づくり

八ヶ岳エリアは、夏は涼しく快適な一方で、冬は寒さが厳しい地域です。「暖房費がかさむのでは?」「雪が多くて暮らしにくいのでは?」と心配する方もいるかもしれませんが、 適切な設計と設備を取り入れれば、暖かく快適な家を実現することが可能 です。

今回は、八ヶ岳の気候に適した家づくりのポイント を解説します!

1. 八ヶ岳エリアの気候と家づくりの課題

① 八ヶ岳の気候の特徴

  • 夏(6月~8月):涼しく過ごしやすい

    • 標高が高いため、平均気温は 25℃以下

    • エアコン不要の日も多く、熱帯夜がほぼない。

  • 冬(11月~3月):寒さが厳しい

    • 最低気温-10℃以下になることも(特に原村・富士見町・蓼科)

    • 積雪が多いエリアもある(北杜市高地部・富士見町・蓼科高原など)

    • 乾燥が激しく、結露やヒートショックのリスクも高い

  • 年間を通じて昼夜の寒暖差が大きい

    • 夏でも夜は冷え込むため、窓の断熱性が重要

2. 暖かい家を実現するためのポイント

① 高断熱・高気密な住宅設計

寒冷地では、「家の中の熱を逃がさない設計」が重要です。

✔ 断熱性能を向上させる

  • 外壁・屋根・床の断熱材を厚くする

    • グラスウール(安価で一般的)

    • セルロースファイバー(防音性・調湿効果あり)

    • ウレタンフォーム(気密性が高い)

  • 窓の断熱性能を高める

    • ペアガラス・トリプルガラスの採用(樹脂サッシが理想)

    • 日射取得を考えた窓の配置(南側に大きな窓、北側は小さめ)

  • 玄関ドアの断熱性も重要

    • 気密性の高い断熱ドアを採用

    • 風除室を設置して冷気の流入を防ぐ

✔ 高気密住宅にする

  • すき間を減らし、外気の侵入を防ぐ

  • C値(気密性能)を意識する(1.0以下が理想)

  • 換気システムの活用(熱交換換気で暖房効率を向上)

② 効率的な暖房システムを導入

暖房費を抑えながら、家全体を温かくする工夫が必要です。

✔ 暖房の選択肢

暖房設備

メリット

デメリット

床暖房

足元から暖かい、空気が乾燥しにくい

初期費用が高い、施工が必要

薪ストーブ

八ヶ岳らしい雰囲気、燃料費が安い

手間がかかる、煙突掃除が必要

ペレットストーブ

環境に優しい、燃料の供給が安定

導入コストがやや高め

エアコン(寒冷地仕様)

初期費用が安い、メンテナンスが簡単

空気が乾燥しやすい、電気代がかかる

FF式ガスファンヒーター

燃焼時の水蒸気が出ず、空気がきれい

都市ガス未整備エリアではプロパン使用でコストが高い

✔ 薪ストーブ・ペレットストーブの活用

  • 八ヶ岳の家づくりでは薪ストーブが人気!

  • 燃料は地元の森林資源を活用できる

  • 炎のゆらぎがリラックス効果を生む

✔ エアコン+床暖房の組み合わせ

  • 寒冷地仕様のエアコンならマイナス気温でも暖房可能

  • 床暖房と併用すると、快適な暖かさをキープ

③ 日射を活かしたパッシブデザイン

太陽の力を活かした設計 で、エネルギーコストを抑える工夫を!

  • 南向きに大きな窓を設ける → 冬は太陽熱を最大限取り込む

  • 庇(ひさし)を設計する → 夏は直射日光を遮り、冬は日射取得

  • 吹き抜けを活用して暖気を循環させる

④ 乾燥対策と結露防止

冬の八ヶ岳は空気が乾燥しやすく、適切な湿度管理が重要です。

  • 加湿器を活用し、湿度40~60%をキープ

  • 調湿機能のある建材(無垢材・珪藻土)を使用

  • 窓の結露対策として断熱性能の高い窓を選ぶ

⑤ 除雪対策も忘れずに!

八ヶ岳エリアの一部では、冬場の雪対策が必要 です。

  • 駐車場にロードヒーティングを設置する

  • 玄関前の屋根を深めにして雪を防ぐ

  • 雪下ろしが不要な屋根の設計を検討する(急勾配 or フラット)

3. 八ヶ岳で暖かく快適に暮らすためのおすすめ住宅スタイル

寒冷地の八ヶ岳では、以下の住宅スタイルが人気です。

住宅スタイル

特徴

ログハウス

断熱性・調湿性に優れ、冬暖かい

高気密高断熱住宅

光熱費を抑えつつ、室内を一定温度に保てる

ZEH(ゼロエネルギーハウス)

太陽光発電+高断熱でエネルギー自給自足が可能

4. まとめ

八ヶ岳の冬は寒さが厳しいですが、適切な家づくりをすれば快適に過ごせます。

高断熱・高気密住宅 で熱を逃がさない設計

薪ストーブ・床暖房などの暖房設備を活用

パッシブデザインで自然のエネルギーを取り入れる

乾燥・結露・雪対策も考慮する

「八ヶ岳に住みたいけど、冬の寒さが不安…」という方も、設計次第で暖かい暮らしが実現できます。次回の記事では、「世界に一つだけの家!注文住宅で実現する、こだわりの住まい」 をご紹介します!

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