移住前に知っておきたい!八ヶ岳の気候と四季、データと実体験
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- 2月20日
- 読了時間: 3分
更新日:4月28日

標高800m~1,500mに広がる八ヶ岳エリアは、四季それぞれに魅力がありながら、気候の変化が大きいことで知られます。「涼しくて過ごしやすい」と聞いて移住を考えても、冬の厳しさや凍結路面での運転など、意外なギャップに驚く方も少なくありません。本記事では、実際に数日間の体験ステイや雪体験ツアーを体験したご家族の事例と、最新の気候データをもとに、移住前に知っておくべきポイントを余すところなくご紹介します。
実際に体験して決断!Sさんご家族のステップ
ご家族構成:ご夫妻+お子さま2人
移住先エリア:原村(標高約1,200m)
体験スケジュール:
数日の夏季体験ステイ(6月末)
紅葉シーズン再訪(10月中旬)
冬の雪体験ツアー参加(12月)※最低–10℃を実感
移住本契約
1. 数日の夏季体験ステイ(6月末)
日中平均最高気温:約23℃、夜間約15℃
湿度が60%前後と低く、窓を開けるだけで充分涼しい快適さを体感
日差しが強いため、遮光カーテンやUVカットガラスの検討を決意
2. 紅葉シーズン再訪(10月中旬)
平均気温:約12℃、朝晩は約5℃まで冷え込む
鮮やかな紅葉を満喫しつつ、「日の入りが早い」「寒暖差が大きい」点を実感
冬支度として、防寒衣類・スタッドレスタイヤの準備を早めにスタート
3. 冬の雪体験ツアー(12月)
体験当日最低気温:約–10℃
アイスバーン走行体験で「凍結した道路での車両コントロール」を学ぶ
薪ストーブの暖かさに感動し、薪保管スペースの確保をプランに追加
八ヶ岳エリア 気候データ一挙公開
エリア | 標高 | 年間平均気温 | 冬(1~2月)平均最低気温 | 年間降雪量 |
茅野市市街地 | 約800m | 10.0℃ | –7.0℃ | 約1.2m |
富士見町 | 約1,000m | 8.6℃ | –8.0℃ | 約1.5m |
原村 | 約1,200m | 7.0℃ | –10.0℃ | 約1.8m |
蓼科・白樺湖 | 約1,300m | 6.0℃ | –12.0℃ | 約2.0m |
ポイント:「標高が約200m上がるごとに平均気温は約1.4℃低下」
雪量は標高とともに増え、蓼科では年間2m超の積雪も
四季ごとの暮らしのポイント
春(3月~5月)
気温:3月6℃前後 → 5月15℃前後
注意点:
4月末まで朝晩は冷え込むため暖房を活用
スギ・ヒノキ・白樺の花粉飛散期に備え、空気清浄機やマスクを用意
夏(6月~8月)
気温:6月18℃ → 8月23℃前後
注意点:
窓全開で快適な高原の涼しさ
紫外線対策(UVカットガラス・日よけ対策)を忘れずに
暑さの合間に薪の調達・暖房設備の点検を実施
秋(9月~11月)
気温:9月17℃ → 11月5℃前後
注意点:
紅葉見頃は10月中旬~下旬
朝晩の寒暖差が激しいので、重ね着や防寒具を準備
スタッドレスタイヤ装着は11月初旬までを推奨
冬(12月~2月)
気温:日中0℃前後 → 最低–10℃近く
注意点:
アイスバーンでの走行技術習得やチェーン携行を推奨
高断熱住宅・薪ストーブ・床暖房など寒冷地仕様が必須
屋外作業や移動時にはスノーブーツや防寒グローブを確保
移住前にチェックすべき項目まとめ
標高と気候の関係
希望エリアの標高を必ず確認し、気温差をイメージ
冬季の走行対策
アイスバーン走行体験、チェーン・スタッドレスの準備
住まいの断熱性・暖房設備
古民家はリノベ要、断熱改修や薪ストーブ導入を計画
インフラ確認
井戸水利用エリアの水質、水量
テレワーク向けの光回線整備状況
実際の体験ステイを活用
春・夏・秋・冬いずれかの数日ステイで実生活をシミュレーション
さいごに
八ヶ岳移住の成功は、「データだけでなくリアルな体験」を重ねることが決め手。各季節の気候を肌で感じ、ご自身とご家族に最適なエリア選び・住まい選びをじっくり行いましょう。数日間の体験ステイや雪体験ツアーは、後悔しない移住を後押しします。
ご相談・体験ステイのお申し込みは、八ヶ岳ライフまでお気軽にどうぞ!