登山好き移住者が教える！八ヶ岳田舎暮らし×山歩きの魅力

東京で忙しく働いていた高橋さん（仮名・40代）。

週末になると山へ向かう登山愛好家でした。

はじめて八ヶ岳に登ったのは梅雨明けの夏。

赤岳山頂から見た朝焼けに心を奪われ、「この山のそばで暮らしたい」と思ったそうです。

その後も毎月のように通い続け、ついに原村の中古別荘を購入。

DIYで壁を塗り替え、古い薪ストーブを修理して、登山と暮らしが地続きの生活を始めました。

「東京では“非日常”だった登山が、今では日常の延長になりました。

仕事の合間に編笠山に登ったり、朝の散歩がトレーニングになったり。山と人との距離が本当に近いんです」と高橋さん。

冬は雪山装備で八ヶ岳の森を歩き、春は庭先で咲くミズバショウを眺めながらコーヒーを淹れる。そんな穏やかな日々の中で、心の余裕が生まれたと言います。

移住後は、地元の登山仲間とボランティアで登山道整備にも参加。

「山に恩返しができるのがうれしい」と笑顔で話す高橋さん。

八ヶ岳での暮らしは、自然と向き合いながら「本当の豊かさ」を見つけた物語でした。

——登るために訪れていた山が、“暮らす場所”に変わる。その一歩が、あなたの人生を静かに変えるかもしれません——